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八重山病?な日々

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2007年 12月 09日

「葉桜の季節に君を想うということ」 歌野 晶午

葉桜の季節に君を想うということ
歌野 晶午 / / 文藝春秋





風邪で寝ては起き、起きている時は布団の中でこの本を読むというパターンで
ほぼ1日で読み終わりました。
感想は
  「またもや やられた~!
更には
  「ああ、この本を読んで良かった、出会えて良かった

この本を読んでから他の人の感想をWEBで探しましたが、
  『っつうか、単に仲間に入りたかったのです。
   言いたいけど言えない、と、もだえる人たちの仲間に。入れて嬉しいです私は。 』
という感想に私の気持ちがぴったりです(ごめんなさい 勝手に引用して)

最近このようなラストでやられる本を読み続けて「簡単には騙されないぞ能力」が
レベル1からレベル2くらいまではUPしたつもりでしたが、まだ修行は足りないようで
あっさりと返り討ちに。最初は「??? 何のことだこれは???」ポカ~ンと。

私の影響を受けて、私が読み終わったミステリーを読み出し、『慟哭』に「えっ~」と
期待通りに驚いてくれた妻に「言いたいけど言えない、ともだえています
とにかく妻には早く読んでもらって「感想を話し合いたい」

そしてこの本に出会えて良かったと感じたのは、ラストの主人公の主張の部分に
叱咤激励された事。まさかミステリーで自分が勇気付けられるとは思っても
みなかった。そして本を閉じ、表紙のタイトルに目をやる。

            『葉桜の季節に君を想うということ』

うまい、うまいよな 絶妙なタイトル 素晴らしいよ。
みなさんも是非読んでみて下さい。俺のようなくたびれたおっさんが読んだ方が
ググッとくるかも。読むと、きっと他の人に勧めたくなりますよ。

by yoshioshirai | 2007-12-09 19:37 | ミステリー・推理


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